邪馬台国「新証明」

古代史を趣味で研究しているペンネーム「古代史郎」(古代を知ろう!)です。電子系技術者としての経験を活かして確実性重視での「新証明」を目指します。

(B039)佐伯有清氏の見解検証1(「烏桓」と「烏丸」)

佐伯有清氏見解

◆「魏志倭人伝を読む上」邪馬台国への道” P18

< 司馬彪撰の『続漢書』は、先行史書である王沈撰の『魏書』を継承しており、そして范曄撰の『後漢書』は、『続漢書』を受け継いでおり、『続漢書』を通じて『魏書』の文を継承しているのである>

→「烏桓」と「烏丸」の出現回数を比較してみました

(hyenaさん対校を参照させて頂きました…後に添付)

結果として以下のように見えます。

烏桓グループ:「漢書」「続漢書」「後漢書

②烏丸グループ:「(王沈)魏書」「三国志

➡佐伯氏の見解とは異なりますが、「①と②の原史料(後漢代)は、”烏桓と烏丸の違い”という切り口で見ると、系統が違うのではないか」と推測中です。

(なお、原史料の参照は「孫引き」関係」なども考えられるので、一筋縄では行かない場合も有りそうですが、少なくとも「烏桓と烏丸」で見ると2つのグループに分かれる事実があり、そこから考察してみた試論という趣旨です)

 

■hyenaさん”范曄『後漢書』王沈『魏書』鮮卑伝対校”

https://hyenanopapa.obunko.com/sempiden_taikou.html

(当方で抜粋して「烏桓」と「烏丸」に赤枠)

以上